特集 HTLV-1母子感染予防の新方針
—HTLV-1母子感染対策—医療機関と行政の継続支援体制
根路銘 安仁
1
1鹿児島大学医学部保健学科成育看護学講座
pp.432-436
発行日 2023年10月25日
Published Date 2023/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665202191
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鹿児島県はHTLV-1の流行地域であり,助産師を含む多職種で構成されるHTLV-1対策協議会で,医療機関と行政の連携調整が諮られている1)。
2010年のHTLV-1総合対策により,2011年に「厚生労働科学研究班によるHTLV-1母子感染予防対策マニュアル」(以下,マニュアル)が公表され,全国で同じ対策が取られるようになった。鹿児島県も協議会でその後のマニュアル改訂ごとに,県のマニュアルを改訂し対応した。鹿児島県では,医療機関と行政が緊密に連携しているが,まだ課題も多く存在している1)。今回は,鹿児島県における医療機関と行政の継続支援体制の現状と試みについて紹介する。
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