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特集 児童発達支援からの挑戦—子どもたちの未来に向けて
子どもたちの笑顔が広がる地域をつくる その一端を担って—山梨県作業療法士会特別支援教育委員会の活動から
Child development support in community by Yamanashi Occupational Therapists' Association
平松 洋子
1
,
原國 優子
2
,
富士宮 秀紫
3
,
伊東 仁香
4
,
関谷 宏美
5
Yoko Hiramatsu
1
,
Yuko Harakuni
2
,
Homurasaki Fujinomiya
3
,
Kimika Ito
4
,
Hiromi Sekiya
5
1巨摩共立病院
2健康科学大学
3山梨県立こころの発達総合支援センター
4石和共立病院
5甲州リハビリテーション病院
pp.477-480
発行日 2017年6月15日
Published Date 2017/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200927
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Key Questions
Q1:特別支援教育の充実にかかわる県士会活動とは?
Q2:さまざまな分野のOTが参加している長所は?
Q3:地域でのつながり作りの活動の意義と活動内容は?
はじめに
山梨県は人口83万人の小さな県である.2009年(平成21年),山梨県作業療法士会(以下,県士会)地域リハビリテーション委員会に「特別支援教育グループ」が発足,2012年(平成24年)からは特設の「特別支援委員会」(以下,当委員会)として活動している1).当委員会の特徴は,①特別支援教育というkey wordで,発達,身体,精神の分野を超えたOTが参加している,②2013年(平成25年),県が文部科学省から委託を受けた「特別支援学校のセンター的機能充実事業」にて,支援学校に採用されたセラピストを県士会としてバックアップする役割をもつ,③OTの普及,人材育成,地域でのつながり作りを担う3つのグループが,会全体の動きを共有しながらもそれぞれ主体的に活動を展開している,の3点である.
今回,山梨県の特別支援教育の充実にかかわって活動してきた当委員会の活動を振り返り,3グループの一つ,学齢期の地域でのつながり作りの活動を,紙幅の許すかぎり紹介したい.
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