Japanese
English
研究
地域在住高齢者の認知機能状態別における眼球運動と生活機能の比較
Study of comparison of eye movement and mental and physical function in another cognitive function state of community-dwelling elderly
井上 忠俊
1,3
,
上城 憲司
2
,
大田 尾浩
2
,
納戸 美佐子
3
,
原口 健三
4
,
中村 貴志
5
Tadatoshi Inoue
1,3
,
Kenji Kamijo
2
,
Hiroshi Otao
2
,
Misako Noto
3
,
Kenzo Haraguchi
4
,
Takashi Nakamura
5
1大野城市南デイサービス南風
2西九州大学大学院
3西南女学院大学
4国際医療福祉大学大学院
5福岡教育大学教育学部
キーワード:
地域在住女性高齢者
,
軽度認知障害
,
眼球運動
Keyword:
地域在住女性高齢者
,
軽度認知障害
,
眼球運動
pp.1331-1336
発行日 2016年11月15日
Published Date 2016/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200773
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Abstract:本研究では地域在住の女性高齢者91名を対象に,Mini-Mental State Examination(MMSE)の結果によって2群に分け,眼球運動(移動速度,注視時間)と生活機能〔運動機能,認知機能,注意,抑うつ,手段的日常生活動作(instrumental activities of daily living:IADL)〕について検討した.認知機能別における各測定値の比較では,認知症疑い群が,正常群に比べ眼球移動速度が速く,Trail Making Test(TMT)施行時間の遅延,二重課題条件下(dual task:DT)歩行時間の遅延,IADL能力が低い傾向にあることが明らかとなった.ロジスティック回帰分析によって認知機能に影響を及ぼす因子として抽出された項目は,眼球移動速度,DT歩行時間,IADLであった.今回の知見より,地域在住女性高齢者の認知機能には,眼球移動速度,DT歩行時間,IADLの関与が示された.
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