Japanese
English
調査
地域在住高齢者の生活機能と関連要因について
Relationship of competence to factors in the community dwelling elderly.
宮原 洋八
1
,
竹下 寿郎
1
Hiroya Miyabara
1
,
Jyurou Takeshita
1
1笠利町国保診療所
1Kasari Town Dispensary
キーワード:
地域在住高齢者
,
生活機能
Keyword:
地域在住高齢者
,
生活機能
pp.1187-1190
発行日 2004年12月10日
Published Date 2004/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100686
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はじめに
高齢期の生活の質(quality of life;QOL)の構成内容については,Lawton1)が,1 生活機能,2 主観的健康感,3 物的環境,4 心理的満足感の4つの要素として提示している.さらに彼は生活機能に関して,一番低いレベルとして「生命維持」を挙げ,一番高いレベルとして「社会的役割」を挙げている.基本的ADL(activities of daily living)は,中間のレベルに位置し,鈴木ら2)は地域在住高齢者のほとんどが基本的ADLは自立し,それ以上の機能は不明であると指摘している.また他の研究3,4)では,高齢者の身体活動を支える運動能力と高次の生活機能は関連があることを指摘している.しかし,高齢者における生活機能と社会的属性要因とがどのように関連しているかを調査したものは少ない5).
本研究では,高齢者の運動能力,および社会的属性要因を調査し,生活機能との関連を明らかにするとともに,3年後の生活機能得点の縦断的変化を検討したので報告する.
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