Japanese
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特集 急性期医療における作業療法
運動器疾患患者における急性期の作業療法
Orthopedic patient's occupational therapy in the acute phase
小林 勇矢
1
,
櫻井 利康
1
,
奥原 健史
1
Yuya Kobayashi
1
,
Toshiyasu Sakurai
1
,
Takeshi Okuhara
1
1相澤病院 運動器疾患センター
pp.1267-1273
発行日 2016年11月15日
Published Date 2016/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200759
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Key Questions
Q1:急性期に大腿骨近位部骨折のリハを増やすことは有用か?
Q2:橈骨遠位端骨折の予後を判断する一助は何か?
Q3:運動器疾患における地域での作業療法の展開は?
はじめに
地域包括ケアシステムの構築に向けて,さまざまな場所で対応が求められている.今後,OTも協力が求められる機会が増えると思われる.住み慣れた場所にいつまでも,その人らしく生活していくには,地域の急性期病院でリハが十分に提供されることが重要であり,地域と病院との間で双方向の情報交換がなされることが不可欠である.そこで本稿では,OTがリハを実施する代表的な運動器疾患である大腿骨近位部骨折と橈骨遠位端骨折を例に取り上げ,相澤病院(以下,当院)での治療計画を説明させていただく.また,活動と参加にも焦点を当てたリハの一部を紹介させていただく.
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