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特集 急性期医療における作業療法
活動・参加を意識した脳血管障害患者における急性期作業療法
Occupational therapy programs in acute phases focusing on activity and participation for patients after cerebrovascular accident
東川 哲朗
1
Tetsuro Higashikawa
1
1金沢脳神経外科病院
pp.1260-1266
発行日 2016年11月15日
Published Date 2016/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200758
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Key Questions
Q1:急性期で「活動」と「参加」を目標とする実践が行えているか?
Q2:「活動」と「参加」に向けた実践のために必要なことは何か?
Q3:実践の成果を何で示すか?
本稿の目的と当院の急性期作業療法の環境
「脳卒中治療ガイドライン2015」1)では急性期リハに関して,「不動・廃用症候群を予防し,早期の日常生活動作(ADL)向上と社会復帰を図るために,十分なリスク管理のもとにできるだけ発症後早期から積極的なリハビリテーションを行うことが強く勧められる(グレードA)」,「脳卒中ユニット,脳卒中リハビリテーションユニットなどの組織化された場で,リハビリテーションチームによる集中的なリハビリテーションを行い,早期の退院に向けた積極的な指導を行うことが強く勧められる(グレードA)」と記述されている.
当院においても9床のStroke Care Unit(SCU)を抱え,OT,PT,STがその任に当たっている.現状はSCUを含めた急性期病棟全体でチームとなり(看護師はSCU専従),対応している.
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