特集 障害者と自動車運転
扉
藤田 佳男
1
,
江藤 文夫
2
,
宮崎 明美
3
1目白大学保健医療学部
2国立障害者リハビリテーションセンター
3児童発達支援センター みどり学園
pp.93
発行日 2015年2月15日
Published Date 2015/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200118
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特集にあたって
現在,自動車運転免許の保有者数は8,000万人を超え,高齢者を中心に今後30年近く増加すると予測されている.それに伴い,安全な運転に支障のある病気や障害をもつ者も増加しており,ニュースでも高齢者や病気であることを隠した者,危険ドラッグを服用した者の重大事故が報道されることも増えてきている.
近年,脳損傷者への運転再開支援が注目を集め報告も増えているが,身体障害全体ではまだ十分とはいえず,発達障害,精神障害,高齢期分野では実践例もほとんどない.障害の有無,種別にかかわらず移動の自由は保障されるべきであり,OTはその分野にかかわらず運転という作業を評価,介入できる職種である.
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