増刊号 脳卒中の作業療法―支援技術から他職種連携・制度の利用まで
第2章 支援技術Ⅰ 急性期から回復期の基礎
1 How to タッチ ④浮腫手
藤本 弾
1
Dan Fujimoto
1
1社会医療法人財団大樹会 総合病院回生病院
pp.589-592
発行日 2014年6月20日
Published Date 2014/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100542
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はじめに
浮腫は臨床的には間質液の増加と定義され1),さまざまな疾患でさまざまな部位に生じる.脳卒中片麻痺者では主に麻痺側肢に出現して上肢に残存することが多い.浮腫は発症早期から発生し,治療的介入により変化がみられても翌日には再出現することもあり,改善に時間を要する.そのため,遷延化しやすく,上肢機能の回復が阻害される.したがって早期からの介入が必要となる.
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