Japanese
English
特集 特別支援教育と作業療法
特別支援学校におけるOTの役割―校内での連携と実践より
The function of OT at special school through collaboration with class teachers and families of students
砂川 紀子
1
Noriko Sunagawa
1
1神奈川県立麻生養護学校
pp.380-387
発行日 2014年5月15日
Published Date 2014/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100483
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Key Questions
Q1:特別支援学校への作業療法導入の意義は?
Q2:特別支援学校の子どもたちへの支援は?
Q3:特別支援学校で作業療法に求められることは?
はじめに
特別支援学校は,幼児・児童・生徒(以下,子ども)一人ひとりが,自己のもつ能力や可能性を最大限に伸ばし,自立し社会参加するために必要な力を培うことができるよう,子どもの実態に応じた教育課程を編成し,適切な指導および必要な支援を行っている.神奈川県では,医療ケア等を必要とする子どもたちのために,2003年(平成15年)より看護師を自立活動教諭として特別支援学校に配置した.さらに2008年(平成20年)には,多様な教育的ニーズに対応するため,PT,OT,ST,臨床心理士の4職種に自立活動特別免許状を付与し,正規職員の自立活動教諭(専門職)として配置した.筆者は同年に県内の特別支援学校に配属され,約5年が経過する.本稿では,学校で働く中でみえてきたOTの役割や,教員や保護者との協働,連携のあり方,今後の課題について述べたい.
Copyright © 2014, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.