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特集 特別支援学校で作業療法士ができること
特別支援学校での食事支援
Rehabilitation for eating and swallowing disorders at special needs education school
神作 一実
1
Hitomi Kamisaku
1
1文京学院大学
pp.609-615
発行日 2022年7月15日
Published Date 2022/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203017
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Key Questions
Q1:作業療法士が摂食嚥下リハビリテーションを行わなければいけない理由とは?
Q2:セルフケアとしての「食べること」とは?
Q3:摂食嚥下リハビリテーションにおける,チームアプローチの重要性とは?
学齢期の児童・生徒にとっての食事支援の大切さ
1.学齢期の食事
「食を通じた子どもの健全育成(—いわゆる「食育」の視点から—)のあり方に関する検討会」報告書1)によれば,学童期の目標として,1日3回の食事や間食のリズムがもてる,食事のバランスや適量がわかる等,栄養摂取のための基本が示されるとともに,家族や仲間との食事や,地域の食事とのかかわり等,食事の社会的な要素についても目標が示されている.学童期の栄養は,大きな身体の成長を迎える思春期を目前に重要な時期であるという位置づけである.このことは,特別支援校に通う児童・生徒にとっても同様である.
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