OTジャーナルの仕事論 【働く場所編】
特別支援学校で働くということ
小林 郁
1
1神奈川県立伊勢原養護学校
pp.1180-1181
発行日 2021年9月15日
Published Date 2021/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202707
- 有料閲覧
- 文献概要
自己紹介と学校紹介
私は,高校2年生のときに,作業を媒介にした魅力的な職業である作業療法士(OT)を知り,OTを目指しました.OTの仕事の分野では小児分野に就職したいという希望があり,臨床1年目は小児専門の病院で,その後一番長く勤務した肢体不自由児の療育機関では,入所,通所,外来にかかわってきました.
脳性麻痺のある子どもたちのことをもっと深く探る研究をしたいと思い大学院に通っていた2008年に,神奈川県では特別支援学校にOT等の専門職を自立活動教諭として,教員免許の有無にかかわらず採用しはじめました.自立活動とは,障害がある児童・生徒が自立を目指して教育的な活動を行う指導領域です.自立活動という時間の指導だけでなく,教育活動全体を通して行われるものです.教授からも勧められ,肢体不自由児を継続的に支援したいという気持ちがあり,採用時に神奈川県でのみ有効である自立活動教諭の特別免許状が授与され,2009年4月から神奈川県立特別支援学校で働きはじめました.
Copyright © 2021, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.