Japanese
English
特集 障害児者の就学支援
特別支援教育との連携
The cooperation in school for the handicapped with medical team.
朝貝 芳美
1
Yoshimi Asagai
1
1信濃医療福祉センター
1Shinano Handicapped Children's Hospital
キーワード:
特別支援教育
,
医療的ケア
,
福祉
,
連携
Keyword:
特別支援教育
,
医療的ケア
,
福祉
,
連携
pp.335-339
発行日 2010年4月10日
Published Date 2010/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101745
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医療的ケア
「医療的ケア」は,日常生活に必要な医療的な生活援助行為であり,治療のための医療行為と区別してこのように呼んでいる.学校で行われる医療的ケアについては,専門的知識が必要であること,危険を伴うこと,医療行為であり,医師,看護師以外の者による実施は,基本的には違法行為であること,事故が起きたときの責任の所在,などの問題がある.そのため1988年に,東京都教育委員会は「該当する児童・生徒の就学措置は,原則として訪問学級とする」という方針を出した.
近年,医療の進歩,特に周産期,未熟児医療の進歩により,重度重複障害児が増えている.医療機関では,NICU(新生児集中治療室)から出た後の受け皿が少なく,親は人工呼吸器をつけたままの子どもの在宅介護を余儀なくされ,負担を強いられている.そのため,学校現場にも医療的ケアが必要な通学児が増えている.
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