Japanese
English
実践報告
視覚障害児の描画活動導入について
The drawing introduction for the visual disturbance child
林 可奈子
1
,
古川 千鶴
1
,
赤松 智子
2
,
山田 恭子
2
Kanako HAYASHI
1
,
Chizuru FURUKAWA
1
,
Tomoko AKAMATSU
2
,
Takako YAMADA
2
1視覚支援あいあい教室
2佛教大学
キーワード:
描画
,
視覚障害
,
療育
Keyword:
描画
,
視覚障害
,
療育
pp.367-371
発行日 2013年4月15日
Published Date 2013/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100100
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Abstract:視覚障害を有する場合,描画は「表現」活動の中でも困難な課題の一つである.特に先天的な全盲の場合,視覚的なイメージがないために描画活動をスムーズに行えない.そこで,当施設では描画導入ための自助具「網板(あみばん)」を使用している.しかし,一般にはあまり知られておらず,使用に関する報告も少ない.本稿では,この自助具を利用して,視覚障害幼児に対する描画導入活動の段階づけを行った.網板の使用は触覚や固有感覚等の刺激入力を強調し,描画作業感覚の認知を促すこと,また,年齢や障害の程度に関わらず座位の姿勢保持が可能であれば幅広い子どもに導入ができ,描くという能動的行為において活用できることがわかった.
Copyright © 2013, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.