特集 消化器一般外科における技術認定—審査の実際と採点のポイント
胆嚢—腹腔鏡下胆嚢摘出術
松本 純夫
1
1独立行政法人国立病院機構東京医療センター
キーワード:
胆嚢
,
胆石
,
腹腔鏡下胆嚢摘出術
Keyword:
胆嚢
,
胆石
,
腹腔鏡下胆嚢摘出術
pp.63-67
発行日 2006年2月15日
Published Date 2006/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4426900669
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腹腔鏡下胆嚢摘出術はもっとも広く標準化されている術式であり,腹腔鏡下手術を習得する外科医が最初に行う手術なので審査項目作成においても工夫を必要とした.炎症を伴う疾患は虫垂炎などでもそうであるが,炎症の程度により研修医でも可能なやさしいものから10年以上の経験を有する外科医でも難渋するような手術まで,その難易度は大きく異なる.そのため審査用ビデオで手術適応とした胆石・胆嚢炎の難易度をどのように採点に反映させるかが難しかった.その結果,周囲と癒着のない簡単な胆石症例では満点を獲得しても30点とした.共通審査横目の60点を加えても満点で90点にしかならないように配慮した.
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