術後胆道合併症の防止とその対策
良性疾患 腹腔鏡下胆嚢摘出術
万代 恭嗣
1
,
柴崎 正幸
,
日下 浩二
,
伊地知 正賢
,
石沢 武彰
,
國土 典宏
1社会保険中央総合病院 外科
キーワード:
医学用イラストレーション
,
開腹術
,
病的狭窄
,
術後合併症
,
術中合併症
,
ステント
,
胆管疾患
,
胆管造影
,
腹腔鏡下胆嚢摘出術
Keyword:
Cholangiography
,
Bile Duct Diseases
,
Constriction, Pathologic
,
Intraoperative Complications
,
Medical Illustration
,
Laparotomy
,
Postoperative Complications
,
Stents
,
Cholecystectomy, Laparoscopic
pp.943-949
発行日 2008年9月1日
Published Date 2008/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008318957
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腹腔鏡下胆嚢摘出術における術後合併症は、実際には術中操作に基づくものがほとんどであり、なかでも胆管損傷が最大の合併症である。その防止には、各種の胆管変異の存在を知り、この手術の視野が従来手術とは異なることを認識し、術中画像診断法を駆使して正確度を高めた手術を行うのが重要である。また実際に即した手技上のコツもあげた。そして胆管損傷が起きたときの対策の要点を、術中・術後さらには術後の胆管狭窄に分け、保存的治療法および手術的治療法につき述べた。
©Nankodo Co., Ltd., 2008