Japanese
English
臨床経験
陶器様胆嚢に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術
Laparoscopic cholecystectomy for the porcelain gallbladder
權 雅憲
1
,
乾 広幸
1
,
内田 洋一朗
1
,
福井 淳一
1
,
上山 泰男
1
Masanori KWON
1
1関西医科大学第1外科
キーワード:
陶器様胆嚢
,
腹腔鏡下胆嚢摘出術
,
total biopsy
Keyword:
陶器様胆嚢
,
腹腔鏡下胆嚢摘出術
,
total biopsy
pp.1389-1393
発行日 2001年10月20日
Published Date 2001/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905332
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はじめに
陶器様胆嚢(porcelain gallbladder)は胆嚢壁の広範な石灰化により外観および硬度が陶器様に変化した比較的稀な疾患であるが,胆嚢癌や他臓器癌の合併が報告されており1,2),発見された場合は開腹術の適応となることが多い.一方,腹腔鏡下胆嚢摘出術(以下,LC)は今日広く普及し,技術や機器の進歩により適応が拡大されている.陶器様胆嚢も術前検査にて胆嚢癌の合併がないと判断できれば,腹腔鏡手術の適応となりうると考えられる.今回,筆者らは陶器様胆嚢に対するLCの問題点を検討した.
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