別冊秋号 周術期管理
PART3 周術期のリスク評価と検査項目
33 術中覚醒記憶—その特徴と周術期管理
坪川 恒久
1
1東京慈恵会医科大学 麻酔科学講座
pp.211-217
発行日 2020年9月15日
Published Date 2020/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3104200174
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術中に意識が戻り,何かが聞こえたり,触られたり,あるいは痛みを感じたりして,そのことを術後に覚えていることを術中覚醒記憶accidental awareness during general anesthesia(AAGA)と呼ぶ。発生すると患者側に精神的な後遺症を残す可能性が高い。その80%は防止可能であったと判断されている。麻酔科医は,周術期を通して予防と対処に努める必要がある。
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