別冊春号 2018のシェヘラザードたち
第十八夜 患者対応が困難であった膵臓がんの一例—麻酔科医が緩和医療医になって
西木戸 修
1
1昭和大学横浜市北部病院 緩和医療科
pp.113-118
発行日 2018年4月18日
Published Date 2018/4/18
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3104200018
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緩和医療の分野では患者に残された時間が少なく,医療従事者には可能な限り患者の要望をかなえてあげたい気持ちがある。このような感情規則があるなか,患者からの対応困難な要望に直面して,医療従事者が苦悩する場面がみられる。麻酔科出身の緩和医療医は慢性疼痛患者の診察の経験から,対処法について習得していることが多い。対応が困難であった緩和ケア病棟入院患者に対し,心理アセスメントを行い対処した。
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