連載 保健婦日記—住民が動きはじめた・5
みんなで発見しよう「三十八歳健診」
門川 次子
1
1熊本県蘇陽町役場
pp.372-373
発行日 1991年5月10日
Published Date 1991/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900234
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「三十八歳健診」のきっかけ
蘇陽町では、平成元年度から「三十八歳健診」を実施しています。この健診をするきっかけになったのは、四十歳から健診を勧めてもすでに病気になっている人が結構多いから、四十歳になる前の人を対象にしたらどうだろうか、という衛生係の提案でした。ことばの語呂合わせの意味もあって「みんなで発見しよう」「みんなでやろう」ということで、三十八歳を対象にした健診がはじまりました。
この健診のねらいは、四十歳前に少しでも自分の身体のことを知り、健康に対する意識を高めてもらい、更に町の健康づくり事業に積極的に参加できる人、健康村長に将来なってもらえる人、健康村長に協力してくれる入を育成できれば、ということです。
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