特集 総合内科のための集中治療
Part 2:システムごとに診る
11.血液—症例ごとの病態評価に基づいた最適な輸血戦略を
西田 岳史
1
,
山川 一馬
1
Takeshi NISHIDA
1
,
Kazuma YAMAKAWA
1
1大阪急性期・総合医療センター 救急診療科
pp.343-356
発行日 2019年6月1日
Published Date 2019/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900679
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すべての患者に重症管理を必要とするICUでは,さまざまな病態に対するさまざまな輸血が求められる。なかには不適切とも思われる輸血が行われるケースも散見され,その要否を的確に判断するのは容易ではない。
本稿では,ICUで遭遇する代表的な疾患を念頭に,血小板減少や凝固線溶異常の鑑別,そして適切な輸血療法のあり方〔赤血球製剤・新鮮凍結血漿(FFP*1)・血小板製剤〕について概説する。
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