看護ミニ事典
人工血液/血液成分輸血
光野 孝雄
1
1国立療養所神戸病院
pp.1233-1234
発行日 1980年11月1日
Published Date 1980/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919101
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語義
血液は血漿成分と固形成分とに分かれ,後者の大部分は赤血球である.赤血球の最も重要な役目は酸素を運ぶことにあり,これによって生命が維持されている.血漿成分の代用物はリンゲル液そのほか多くあるが,赤血球の代用物は全くなかった.いわゆる人工血液とは酸素を運搬する輸液剤を指しており,‘酸素輸液剤’あるいは‘人工赤血球液’といったほうが当を得ているかと思う.
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