特集 膠原病
【各論】
16.痛風,偽痛風,化膿性関節炎—“関節の腫れ”に出会ったら
宇都宮 雅子
1
Masako UTSUNOMIYA
1
1武蔵野赤十字病院 膠原病・リウマチ内科
pp.491-504
発行日 2014年6月1日
Published Date 2014/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900373
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
“単関節炎の鑑別は,痛風,偽痛風,そして化膿性関節炎”1)。関節炎に少しでもなじみのある方は,どこかで耳にしたことがあるかもしれない。本稿で扱うこれらの関節炎は少〜多関節炎で受診することも多く,患者のADL(日常生活動作)や伝達能力によっては,“関節痛”として我々の目の前に現れないこともしばしばである。一方で,慢性化し長年“関節リウマチ”として治療されていることも少なくない。こうしたさまざまな表現様式も含め,これらの疾患の診断,治療について掘り下げていきたい。
Copyright © 2014, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.