特集 消化管疾患
9.小腸,大腸疾患:腸管や血管の閉塞・塞栓—②血管原性疾患:身体所見と乖離した強い腹痛へのアプローチ
坂本 貴志
1
,
窪田 忠夫
1
Takashi SAKAMOTO
1
,
Tadao KUBOTA
1
1東京ベイ・浦安市川医療センター 外科
pp.795-808
発行日 2014年9月1日
Published Date 2014/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900341
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“身体所見では説明困難なほど強い腹痛”が,腹部血管原性疾患に共通する所見である。腹部症状を生じる血管原性疾患としては,主に大動脈解離,破裂性腹部大動脈瘤などの大血管によるものと,腸管血管原性のものが挙げられるが,本稿では後者に焦点をあてる。
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