特集 救急手技のポイント
Ⅳ.手術損傷
腸管損傷(大腸・小腸)
薬師寺 道明
1
1久留米大学,産科婦人科学教室
pp.370-372
発行日 1990年4月10日
Published Date 1990/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900094
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術中の腸管損傷は大部分が癒着剥離に伴うものである。初回開腹時においても炎症による癒着がみられるが,主に再開腹手術に伴う1)炎症性と,2)癌性癒着に大別できる。また腸管そのものの損傷のほか腸間膜の損傷もある。いずれにしても損傷しないことが最も大切であるが,ここでは主に損傷時の修復の手技とポイントについて言及する。
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