特集 他科の知識1
皮膚科の知識
6.薬疹—診断の手掛かりと治療の勘どころ
浅田 秀夫
1
Hideo ASADA
1
1奈良県立医科大学 皮膚科学教室
pp.773-778
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900068
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薬疹は,日常診療においてすべての医師が遭遇し得る皮膚疾患であるが,時には医療不信を生み出し,トラブルの種にもなりやすい。そのため,医師は発症早期に薬疹を察知し,適切に対処することが大切である。
本稿では,日常診療で遭遇する頻度が比較的高いありふれた薬疹と,初期の判断が治療経過や予後を左右する重症薬疹を中心に,診断の手掛かりや治療のポイントについて解説する。
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