特集 他科の知識1
皮膚科の知識
【コラム】光線過敏型薬疹を誘発する薬物—診断に欠かせない知識を整理しよう
川田 暁
1
Akira KAWADA
1
1近畿大学医学部 皮膚科学教室
pp.780-782
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900069
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光線過敏型薬疹とは,薬物の内服または注射後に,日光曝露によって露光部に限局して生じる皮疹をいう1)(「薬剤性光線過敏症」と同義)。薬物の副作用の1つとして重要であり,しばしば通常の「日焼け」と誤診される。
本稿では,どんなメカニズムで発症するのか,どんな原因薬物があるのかを整理したうえで,診断や治療,予防までを概説する。
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