特集 術後管理
9.術後鎮痛―Part 2:薬物各論と鎮痛方法
滝本 浩平
1
TAKIMOTO, Kohei
1
1大阪大学医学部附属病院 集中治療部
pp.341-352
発行日 2012年4月1日
Published Date 2012/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102100422
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「術後鎮痛Part 1:ICUにおける鎮痛の意義とその評価」では,術後鎮痛が患者管理の主要な要素であることを述べた。さらに,患者の痛みを繰り返し評価することが,患者に快適な環境を提供することにつながるとも述べた。それでは,実際にはどのような薬物を,どのような方法で投与すればよいのだろうか。
本稿では,オピオイドや非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などの代表的な鎮痛薬に加え,今後,ICUでの使用が期待できる薬物について解説する。さらには,どのような投与方法が有効であるのか,エビデンスを交えながらみていきたい。
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