特集 AKI
4.AKIの診断・検査:その常識にチャレンジする
(2)一般検査―各種マーカーの見方と尿検査の適切な使い方
河原崎 宏雄
1
,
柴垣 有吾
2
Hiroo KAWARAZAKI
1
,
Yugo SHIBAGAKI
2
1東京大学医学部附属病院 腎臓内分泌内科
2聖マリアンナ医科大学病院 腎臓高血圧内科
pp.493-500
発行日 2009年7月1日
Published Date 2009/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102100223
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急性腎傷害(AKI)の鑑別診断では,病歴,身体所見,尿・血液検査,画像検査,時には腎生検などを駆使して病態把握をする必要がある。本章では腎機能評価の従来のマーカー(BUN,クレアチニン,GFR推算式,各種クリアランス法)の検証,腎前性高窒素血症(腎前性AKI)と腎性AKIの鑑別としての尿生化学検査(FENa,FEureaなど)や尿定性(ディップスティック)検査,尿沈渣の正しい使い方について概説する。
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