特集 モニター
4.記録の保持―医療記録の適切な取り扱いのために
澤 智博
1,2
Tomohiro SAWA
1,2
1帝京大学医学部 麻酔科学講座
2帝京大学医療情報システム研究センター
pp.195-201
発行日 2011年4月1日
Published Date 2011/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102100032
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集中治療室における記録の電子化には,生体モニターなどの医用電子機器の発達により実現されてきた側面と,「カルテ」の電子化としての病院情報システムの発達により実現されてきた側面の2つの面がある。このことは,集中治療室での電子記録を複雑にすると同時に,興味深いものにしている。集中治療に携わる医師は,セントラルモニターなどの医用電子機器側における電子的な記録保持の機構に対する理解はもちろん,病院情報システムが普及してきた今日では,電子化された医療記録に関する知識を深めることが必要となろう。
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