連載
THE Editorials
pp.604-606
発行日 2024年6月1日
Published Date 2024/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202948
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Anesthesiology
Article:
Roshanov PS, Chan MTV, Borges FK, et al. One-year outcomes after discharge from noncardiac surgery and association between predischarge complications and death after discharge:analysis of the VISION prospective cohort study. Anesthesiology 2024;140:8-24.
■VISION研究とは?
VISION(Vascular Events in Noncardiac Surgery Patients Cohort Evaluation)研究は,2007年8月から2013年10月にかけて,45歳以上の非心臓手術患者約4万人を対象として行われた前向き国際コホート研究である。14か国の28センターが参加した。非心臓手術後30日以内に起きた心筋傷害と大出血,敗血症が術後30日死亡の独立した要因であることが示された。これら大部分の合併症や死亡は,初回入院中に起きていた。
今回取り上げた研究は,初回入院から生存して退院した患者の合併症や死亡と,退院前の合併症との関連について最長1年までのフォローアップを検討したものである。分析は退院後に最初に起きたイベントにもとづいて行われた。
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