徹底分析シリーズ 痛みのモニタリングへの挑戦
ePROを活用したがん患者の疼痛管理—ePROの現状と課題:LINE-ePROの取り組みについて
四方 翔平
1
,
林田 哲
1
,
北川 雄光
1
Shohei SHIKATA
1
,
Tetsu HAYASHIDA
1
,
Yuko KITAGAWA
1
1慶應義塾大学医学部 一般・消化器外科
pp.464-468
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202914
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
がんの診断技術や治療法の進歩により,がん患者の生存率の向上や生存期間の著しい延長が見込まれ,近年ではquality of life(QOL)やがん治療の副作用の軽減・安全性の確保が重要視されている。がんによる痛みはしばしば慢性的であり,がん患者の QOLや心身の健康に深刻な影響を及ぼすため,がん疼痛の適切なマネジメントはきわめて重要な課題である。
本稿では,がん疼痛とそのモニタリング方法としてのpatient-reported outcome(PRO)について述べていく。
Copyright © 2024, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.