コーヒーブレイク
101 Line
𠮷野 二男
1
1藤沢市民病院
pp.1034
発行日 1994年9月15日
Published Date 1994/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902097
- 有料閲覧
- 文献概要
メスピペット(化学用),通称"途中目盛り"といわれているピペットに読み取り目盛りが記されていますが,その先端までは目盛りがないでしょう.例えば,10 ml用のもので0.1mlずつの目盛りでしたら,両端がありますからその目盛り線は101本です.
これに対して,血清用のピペット(serologicalpipette),通称で"吹き出し"といわれるものでは,その先端まで目盛りがあるはずですが,実際には円錐形になった先端部には,98,99の位置に相当する目盛り線は記されていません.それは,この部分ではもう計ることができないからですし,できても不正確であり,またその必要性もないでしょう.それで,この種のピペットでは,上記の同じ10 ml用ならば98本の目盛り線があるということになります.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.