症例ライブラリー 周術期の低体温
周麻酔期看護師からみた術中体温管理—理想と現実のギャップを埋める!
中谷 仁美
1
,
内藤 祐介
2
Hitomi NAKATANI
1
,
Yusuke NAITO
2
1奈良県立医科大学附属病院 看護部 リソースナースセンター
2奈良県立医科大学 麻酔科学教室
キーワード:
TAVI
,
プレウォーミング
,
周麻酔期看護師
Keyword:
TAVI
,
プレウォーミング
,
周麻酔期看護師
pp.1272-1274
発行日 2023年12月1日
Published Date 2023/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202756
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80歳の男性。身長180cm,体重60kg,BMI 18.5。数年前に開業医で収縮期雑音を指摘され,以降,大学病院において心エコー検査を1年に1回受けフォローされていた。経過中,大動脈弁狭窄症の進行を認め,労作時に息切れなどの症状も出現したため,経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI)(大腿アプローチ)が全身麻酔下で予定された。
高血圧で内服加療中。慢性心不全,糖尿病(HbA1c 8.2%),慢性腎臓病(Cre 1.74mg/dL)。左室駆出率(LVEF)50%,大動脈弁最大血流速度(Vmax)4.9m/sec,平均圧較差(mean PG)57mmHg,大動脈弁口面積(AVA)0.7cm2,AVA index 0.4cm2/m2,冠動脈有意狭窄なし。
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