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特集 麻酔科学の進歩――より効果的で安全な全身管理のために
周術期管理における多職種医療従事者との連携
Multidisciplinary collaboration in perioperative management
川口 昌彦
1
Masahiko KAWAGUCHI
1
1奈良県立医科大学麻酔科学教室
キーワード:
周術期管理
,
多職種連携
,
特定看護師
,
周麻酔期看護師
,
麻酔アシスタント
Keyword:
周術期管理
,
多職種連携
,
特定看護師
,
周麻酔期看護師
,
麻酔アシスタント
pp.244-247
発行日 2025年7月19日
Published Date 2025/7/19
DOI https://doi.org/10.32118/ayu294030244
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周術期管理では術前・術中・術後にさまざまな職種が協働している.多職種連携では,タスク・シフト/シェアという観点のみならず,周術期医療の質や安全の向上にも寄与する必要がある.本稿では,当院で実施している周術期の多職種連携として,周術期管理チーム認定看護師,特定看護師,周麻酔期看護師,麻酔アシスタントCE(臨床工学技士)の役割について述べる.各メディカルスタッフで法的に実施できる内容が異なることを熟知したうえで,医師の指示が必要な行為については麻酔科専門医の指示のもと,安全に実施できる体制を構築する必要がある.多職種で実施することで患者満足度の向上につながる業務を拡大することも可能となる.また,資格を取得した後でも継続的に知識や技術が向上できるような教育・研修体制の構築も重要である.

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