my styleシミュレーション
シナリオシミュレーション99の謎—ファシリテーション編
狩谷 伸享
1
Nobutaka KARIYA
1
1兵庫医科大学 麻酔科学・疼痛制御科学講座
pp.972-977
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202090
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筆者は2013年頃から院内で超緊急帝王切開のシミュレーションコースを行ってきており,また2016年からは産科麻酔のシナリオシミュレーションコースを開始してきました。その経験を積み上げていく中で,筆者自身が自問自答してきた多くの問いについて,3回に分けて回答を試みます。中には,超緊急帝王切開のシミュレーションを例に回答しているものもありますが,ほかのシナリオシミュレーションでも共通するものです。
シミュレーションプログラムの成否は,ファシリテーションとデブリーフィングが握っています。だからこそ,皆が試行錯誤している部分でもあります。そこでまずはファシリテーションについて,個人的な意見が大半ではありますが,筆者の経験をもとに回答します。
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