Scramble Zone
1人でうんちが出来なくなった時―シナリオシミュレーションからの学び
神田 秀幸
1
1島根医科大学
pp.496-498
発行日 1996年6月25日
Published Date 1996/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901396
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はじめに
POS(Patient Oriented System)医療の時代を迎え,チーム医療の必要性と重要性が高まっている.チーム医療を展開するには,そこに関わる各メンバーがそれぞれの役割を理解し,分担し,協力することが不可欠である1).そこで,全国の医療系学生有志の学習団体「全人的医療を考える会」は,病気に関する知識だけでなく人間全体についての理解を深め,病んだ人間に接する医療者として必要な勉強をしていくことを活動の1つの柱としている2).その一環として.将来医療者となった際,異なる職種間での相互理解とチーム医療を展開できる医療者となるための勉強会を重ねている.
ここでは,看護技術の領域である排泄介助を題材に,医療現場における日常動作と患者支援の関わりについて考える中で,看護の役割について理解を深めたシナリオシミュレーションについて報告する.
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