Japanese
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講座
ファシリテーション・テクニック(7)
Facilitation Techniques (Part 7)
上田 敏
1
Satoshi UEDA
1
1東大病院リハビリテーションセンター
pp.49-54
発行日 1969年4月9日
Published Date 1969/4/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100204
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Ⅱ.Bobathの体系(つづき)
3.脳性麻痺の治療テクニック(つづき)
B.各論
1)頭・頸・肩甲帯からのファシリテーション
これは立直り反応(righting reaction)を利用し,さらに促進するテクニックである.
(a)背臥位での寝返りのファシリテーション
ⅰ)患児の頭を前屈させ,同時に一方に回旋させる.体は頭にしたがって動き,側臥位をとる(図1).
ⅱ)腹臥位までの動き.上記のとおりにして側臥位をとらせ,それからさらに頸の回旋を続け,同時にしだいに頭部と脊柱を伸展位にもっていくことで,腹臥位をとらせることができる.腹臥位から背臥位にもどるには,これと逆に,患児の頭の伸展と回旋からはじめ(図2),側臥位をとったところで頭の屈曲と回旋とにきりかえればよい.
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