徹底分析シリーズ 麻酔科からの「お・も・て・な・し」—ラグビーワールドカップ,そしてTOKYO2020
銃創・爆傷への初期対応—押さえておくべきコツとピットフォール
松島 一英
1
Kazuhide MATSUSHIMA
1
1Department of Surgery, University of Southern California/LAC+USC Medical Center
pp.670-675
発行日 2019年7月1日
Published Date 2019/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201422
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近年,特定の人物の殺傷を目的とした犯罪のみならず,不特定多数の一般市民を狙った事件が世界各国で多発していることは周知の事実である。米国においても,主に銃器を用いた大量殺傷型事件がこの数年で急増してきており,医療従事者はもちろんのこと,一般市民レベルにおいてもこれらの事例に対応する必要性が求められている1)。
本稿では,日本で日常的に診療する機会のないこれらの特殊な外傷症例に対応する際に必要な知識や注意点などについて紹介する。
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