徹底分析シリーズ こんな時どうする? 腹部コンパートメント症候群の周術期管理
ケーススタディー:重症外傷—油断すると,あっという間にACS!
神田 幸洋
1,2
Yukihiro KANDA
1,2
1Trauma and Surgical Critical Care Ryder Trauma Center
2Jackson Memorial Hospital, University of Miami
pp.1184-1187
発行日 2018年11月1日
Published Date 2018/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201250
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重症外傷患者における腹部コンパートメント症候群abdominal compartment syndrome(ACS)は突然やって来る。その発症は来院後24時間以内,場合によっては数時間以内と超早期であることが多い。重症外傷患者には,ダメージコントロール手術,大量輸液・輸血など,ACSのリスクとなる要素が多くあり,周術期およびICUでの管理でアンテナを張り巡らせる必要がある。
本稿では実際の重症外傷患者で発症したACSのケースを解説する。
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