連載 ケーススタディー めまい・難聴
ケーススタディー〔4〕
中島 成人
1
1長崎大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.364-371
発行日 1995年4月20日
Published Date 1995/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411901128
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1.症例
症例:39歳,主婦
主訴:回転性めまい
病歴
1991年10月風邪様症状あり,生理前日の11月17日朝起床時,体を起こしたとたんに回転性めまいが発来した。吐き気,嘔吐を伴ったが蝸牛症状,頭痛,手足のしびれ,閃輝暗点,意識障害などは伴わなかった。めまいは2日間持続し歩行不能であった。3日目はふらつきが残り右への転倒傾向があった。4日目よりふらつきながらもひとり歩きできるようになり,内科開業医より11月21日当科外来を紹介された。
33歳時子宮筋腫の手術を受けた以外は特記すべき既応はない。
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