特集 主役はナース—CCUと看護
ケーススタディーの実際
聖ルカ国際病院CCU
pp.30-33
発行日 1970年2月1日
Published Date 1970/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914767
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心停止の発作が7回起きている
医師 今日は58歳のひじょうに肥満した男性の,ケーススタディーを行ないます。
この人は飲食店を経営している,体重が100kgもある肥満した,糖尿病のある患者ですけれども,6年ほど前に第1回目の心筋硬塞発作を起こしております。それからは,ときどき労作性狭心症を起こし,開業医のところで治療を受けていたのですが,今回入院の2時間前に,夜テレビを見ている最中に,急に激しい前胸部痛があらわれ,冷汗が出て,一時意識はもうろうとしたそうですけれども,ふだんかかりつけの医師が心筋硬塞ではないかという疑いをもちまして,私どものところに送ってきたわけです。
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