徹底分析シリーズ こんな時どうする? 腹部コンパートメント症候群の周術期管理
ACSの観血的治療法—術後の管理にも気が抜けない開腹減圧術
松島 一英
1,2
Kazuhide MATSUSHIMA
1,2
1Department of Surgery, University of Southern California
2LAC+USC Medical Center
pp.1176-1182
発行日 2018年11月1日
Published Date 2018/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201249
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非観血的治療法に抵抗性の腹腔内圧亢進intra-abdominal hypertension(IAH)や腹部コンパートメント症候群abdominal compartment syndrome(ACS)に対しては,観血的な治療法である開腹減圧術が選択される。本稿では,麻酔科医や集中治療医にとって最も重要かつ実践的な知識であると思われる,①観血的治療法の適応,②観血的治療法後のopen abdomen管理,さらには,③最終的な腹壁閉鎖までのステップ,について図表を交えながら紹介する。
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