連載 ケーススタディー めまい・難聴
ケーススタディー〔3〕
水野 正浩
pp.274-278
発行日 1995年3月20日
Published Date 1995/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411901112
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1.症例
46歳,男性。司法書士
①病歴
主訴:ふらつき,手のふるえ,言葉のもつれ
現病歴:約2年前から歩行時に左右にふらつく。特に,階段を降りるときには不安定で手すりにつかまるようになった。ズボンや靴をはくために片足立ちになるとよろける。
半年前から手が震えて物がつかみ難いことがある。書字が以前よりも下手になり,箸が使い難くなった。言葉がもつれて呂律が回らないことがある。
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