徹底分析シリーズ 正しく使おう 筋弛緩薬
気管挿管時の筋弛緩―ロクロニウムは呼吸筋におけるED95の2倍量を投与すべし
山本 聡美
1
,
深野 直子
1
,
鈴木 孝浩
1
Satomi YAMAMOTO
1
,
Naoko FUKANO
1
,
Takahiro SUZUKI
1
1日本大学医学部 麻酔科学系麻酔科学分野
pp.834-838
発行日 2013年9月1日
Published Date 2013/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101910
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日本で使用できる筋弛緩薬はロクロニウム,ベクロニウム,およびスキサメトニウムであるが,なかでも,現在はロクロニウムが主要薬となっている。同じステロイド系で中時間作用性のベクロニウムと比較した場合,作用発現が格段に速いという利点が受け入れられた結果であろう。使い慣れてきたロクロニウムであるが,スガマデクスが使用できる利点を生かし,その使い勝手をさらによくするために,気管挿管時の使用法について考察する。
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