症例検討 薬物の拮抗における注意点
気管支喘息患者における非脱分極性筋弛緩薬の拮抗
鈴木 孝浩
1
Takahiro SUZUKI
1
1駿河台日本大学病院 麻酔科
pp.454-458
発行日 2007年5月1日
Published Date 2007/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100318
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症例
24歳の女性。身長164cm,体重52kg。声帯ポリープに対して顕微鏡下喉頭微細手術が予定された。小児期より気管支喘息があり,テオフィリンとロイコトリエン拮抗薬を服用している。毎年,数回気管支喘息発作を起こすが,その際にはサルブタモールエアゾルの吸入療法でおおむね改善する。
経過:気管挿管後,両側肺野に喘鳴が聴診された。
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