症例検討 薬物の副作用:薬は毒である
ロクロニウムによるアナフィラキシー:麻酔薬への過敏反応を疑ったら,即座に治療,まず助けを
鈴木 孝浩
1
,
井坂 友美
1
,
深野 直子
1
Takahiro SUZUKI
1
,
Tomomi ISAKA
1
,
Naoko FUKANO
1
1駿河台日本大学病院 麻酔科
pp.448-451
発行日 2008年5月1日
Published Date 2008/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100099
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症例
18歳の女性。身長160cm,体重60kg。テニスの試合中に膝をひねり,半月板損傷と診断され,左膝関節鏡,半月板切除術が予定された。特別な既往歴もなく,検査所見上の異常値はなかった。全身麻酔が予定された。プロポフォールで導入後,ロクロニウム50mgを投与して,気管挿管を行った。挿管後,血圧は70/50mmHg, 心拍数は120bpmであった。
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