徹底分析シリーズ 気道管理“気導道”免許皆伝を目指して(後編)
筋弛緩とマスク換気—「換気を確認してから筋弛緩薬投与」はもう古い
佐藤 英恵
1
,
河合 満月
1
,
岩崎 肇
2
Hanae SATO
1
,
Mizuki KAWAI
1
,
Hajime IWASAKI
2
1日本大学医学部 麻酔科学系麻酔科学分野
2旭川医科大学病院 麻酔科蘇生科
pp.522-526
発行日 2023年5月1日
Published Date 2023/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202542
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
全身麻酔導入時,読者はどのタイミングで筋弛緩薬を投与するだろうか? 気管挿管を前提とした場合,大多数が筋弛緩薬を使用すると思われるが,フェイスマスク換気ができることを確認してから投与すべきか? また,エアウェイや声門上器具supraglottic apparatus(SGA)挿入時にはどうすべきか?
本稿では,各国ガイドラインの気道管理に関する記載から,①フェイスマスク換気,②エアウェイ挿入,③SGA挿入における筋弛緩薬投与についてまとめた。
Copyright © 2023, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.