徹底分析シリーズ 安全な麻酔のためのモニター指針
モニター開発の経緯と普及―安定と安全を求めて
諏訪 邦夫
1
Kunio SUWA
1
1帝京短期大学ライフケア学科 臨床工学専攻
pp.364-368
発行日 2013年4月1日
Published Date 2013/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101799
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安全な麻酔のためのモニター指針の一つとして,「モニタリングの変遷」を概観します。現在使用しているモニターが,どのようにして確立してきたかをみていきましょう。まずは,血圧の測定,心電図(EKG),血液ガスモニター,パルスオキシメータ,気道の二酸化炭素モニター,自動血圧計,麻酔ガスモニター,筋弛緩モニター,脳波モニターといったモニターの発展の経過を説明し,さらに,これらの現代のモニター機器が「常時,故障せずに,即時使用可能」という点で有用性が高いことを説明します。また,現在提唱されている「モニターの基準」の成立に至るプロセスと,その結果や副次的効果も考察します。
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