講座 VISITを活用する・第1回【新連載】
VISITの開発経緯と今後のリハビリテーションに求められること
村井 千賀
1
Chiga Murai
1
1石川県立高松病院
pp.46-50
発行日 2019年1月15日
Published Date 2019/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201570
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
リハビリテーションは,「心身機能」,「活動」,「参加」のそれぞれの要素にバランスよく働きかけることが重要とされている.しかし,ほとんどの通所・訪問リハビリテーションでは「身体機能」に対する機能回復訓練が漫然と提供されているのではないか,個別性を重視した適時・適切なリハビリテーションが提供されていないのではないかということが懸念され,平成27年度(2015年度)介護報酬改定にあたり,「高齢者の地域におけるリハビリテーションの新たな在り方検討会」(以下,在り方検討会)の中で,地域包括ケアの推進を担うリハビリテーションのあり方について議論がされた.
本稿では,在り方検討会で重視された質の高いリハビリテーション実現のため再構築されたリハビリテーションマネジメントとVISIT(monitoring & eValuation for rehabIlitation ServIces for long-Term care)の開発経緯,今後のリハビリテーションに求められることをお示しする.
Copyright © 2019, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.