Letter to the Editor
エアウェイスコープ®でスムーズに挿管ができる気管チューブの使用経験
北川 裕利
1
,
今宿 康彦
1
,
石川 ゆうこ
1
,
山崎 登自
2
1滋賀医科大学医学部 麻酔学講座
2近畿中央胸部疾患センター 麻酔科
pp.912-913
発行日 2009年9月1日
Published Date 2009/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100757
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挿管時,喉頭鏡に装着されたモニター画面から声門が直視できるエアウェイスコープ(R)(AWS)は気管挿管を容易にかつ安全に行うことができるので,広く臨床の現場で利用され,最近では挿管困難症のような特殊なケースに使用するのでなく,むしろ通常の喉頭鏡の代わりに最初から挿管ツールとして選ばれつつある1,2)。こうした通常の挿管に使用する気管チューブやスパイラル(らせん入り)チューブはMacintosh喉頭鏡で使用しやすいように今日まで改良され,いろいろな種類のチューブが販売されている。しかしこのようなチューブをAWSで使用すると,時として操作に難があることがある。気管チューブの先端が披裂軟骨にあたったり,スパイラルチューブが声門の方向に進まず,下方にたれてしまったりして,挿管操作に工夫や補助的なツールを必要とすることがある3)。
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